何の役にも立たないロボットが家族のかたちを変える?愛を育むLOVOTの予約がスタート
こんばんは、りんしです!
ロボット・AIの分野は日々目覚ましく進化していますね。
少し前に大きな話題になったお掃除ロボット ルンバや人の音声を認識して他の機器を操作するスマートスピーカー等のように、便利な機能を提供するテクノロジーがどんどん生まれてきています。
そんな時代の中で先日12/18(火)に「家族型ロボット」と題した製品の発表が行われました。
価値観の多様化や高齢化等によって変わりつつある家族のかたちですが、家族型ロボットとはどのようなものなのでしょうか。
コンセプトが面白いなと感じたのでぜひ紹介していきます!
家族型ロボット「LOVOT」
GROOVE Xという会社から、家族型ロボットである「LOVOT」の製品発表が行われました。
LOVOTは頭についているカメラやセンサーから人の顔を認識し、ペットのように癒しを与えるロボットです。
目がつぶらで大きいことが特徴で、ボディはペンギンのようでとても愛らしいものになっています。
私もぱっと見で可愛いと思いました。女性人気も上々のようです。
カラー選択や着せ替え等もできるようで、自分好みにカスタマイズすることもできるようです。
LOVOTには深層学習の機能がついており、自分を可愛がってくれる人を認識して、よりなついてきます。
また、基本2体のセットで販売されており、他のロボットが可愛がられていると、嫉妬してハグを求めてくる、というようなこともあるようです。
ここがすごい
LOVOTの最大の特徴は何の役にも立たないロボットであることと言われています。
確かにLOVOTにはしゃべる機能もついていなければ、掃除や洗濯なんかもできません。
本当に「人に甘える」ことだけができるロボットのようです。
HP上にLOVOTの見守り機能の紹介動画があるのですが、赤ちゃんが泣いている時に特に何をするわけでもなく、ムービーだけを母親に通知するところには思わず笑ってしまいました。
ただ、その何の役にも立たないというのが非常に重要な要素なのではないかと感じました。
ペットを飼う時に、ペットに何かをしてほしいと思って飼うことはないのではないでしょうか。
ただ見ているだけで、たまに甘えにくるだけで癒しになり、それを求めているのだと思います。
色々な機能を兼ね備えたロボットは便利ですが、ツールとしての側面が強く、癒しの対象にはなりづらいと思っています。
手のかかる子ほど可愛いと昔から言いますが、何もできないロボットこそ家族として愛されうるものなのかもしれません。
何の役にも立たない家族型ロボット「LOVOT」
- つぶらな瞳とペンギンのようなボディを持ったロボット
- 可愛がってくれる人を認識し、より甘えてくるようになる
- 「人に甘える」ことしかできない
LOVOTは2019年秋冬の出荷に向けて予約を受け付けています。
2体セットのデュオは59,8000円、1体のソロは349,000円になっていて、それに加えて月額利用料があり最低でも9,980円かかります。
まだまだ一般家庭で気軽に利用できる値段ではありませんが、今後のテクノロジーの進化によってパーツが安くなり、値段もお手頃になってくるはずです。
すぐに買わないまでも、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
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