ラブライブ!が乗っ取り被害に、原因をわかりやすく解説します!
こんばんは、りんしです。
本日2019年4月5日、大人気アニメである「ラブライブ!」の公式サイトが何者かに乗っ取られる事件が発生しました。
Yahoo!ニュースをはじめとした多くのニュースサイトで一斉に取り上げられましたね。
「ラブライブは我々が頂いた!」というメッセージと共に発生したこの乗っ取りは、ラブライブ!ファンのみでなく、世の中に大きな衝撃を与えることになりました。
乗っ取りが発生している間、ラブライブ!の公式サイトにアクセスすると、アニメ「艦隊これくしょん -艦これ-」や「ハイスクール・フリート」のサイトへ誘導される仕組みになっていたそうです。
悪意があれば、閲覧者に対して何かしらのウイルスを仕込むこともできたことを考えれば、他アニメサイトに飛ぶだけであればまだ可愛いほうだったのかもしれませんね。
ではなぜ、ラブライブ!の乗っ取りが起こったのか。
詳細がよくわからないという方向けにわかりやすく解説していきますね!
ドメインとは
ドメインとは、簡単に言うとインターネット上の住所です。
ラブライブ!は「lovelive-anime.jp」というドメインを持っています。
ラブライブ!の公式サイトを見に行く方は、この「lovelive-anime.jp」を探してアクセスしに行ってるんですね。
そして、「lovelive-anime.jp」の管理者の人は、探してきた人に対して、どういうページを表示するのかを設定しているんです。
「lovelive-anime.jp」の管理者は本来サンライズという会社です。
それが今回、「lovelive-anime.jp」の管理者が「上野かほ」という人物に切り替わってしまったのです。
「上野かほ」がどのような人物かは不明ですが、ドメインの管理者となった「上野かほ」が、「lovelive-anime.jp」にアクセスしに来た人に対して、別のアニメサイトのページを表示するように勝手に設定を変えてしまったというわけです。
なぜ起こったか
ではなぜこのような管理者の切り替わりが起こってしまったのでしょうか。
公式Twitterでは原因は調査中と書かれていますが、鍵は犯行声明と思われるメッセージにあるようです。
「我々の方法は、移管オファーを行い元管理者が移管オファーを承認しただけだった」
ドメインの移管オファーとは、その名の通り、ドメインの管理者を私が引き継ぎますよーという提案です。
「上野かほ」が、「lovelive-anime.jp」の引継ぎ提案に対して、所有者であるサンライズが承認したということですね。
まともに考えれば、どこの誰ともわからない「上野かほ」にドメインを引き継ぐわけはありません。
考えられる可能性は2つあります。
1つ目は単純に、何らかの間違いがあり、本当に移管オファーを承認してしまった可能性です。
移管オファーがあった場合には、ドメインの管理者に対して通知が行くのですが、何も見ずに承認してしまったのか、間違えて承認してしまったのか、真偽は定かではないですが、人為的なミスと言えそうです。
2つ目はドメイン移管オファーの見落としです。
複雑になってしまうので詳しい解説は省きますが、移管オファーがあった時に、移管元の管理者が10日間何も返答をしないと、移管オファーを受け入れたものとみなされるという規則があります。
つまり、「上野かほ」が10日前に 「lovelive-anime.jp」の移管オファーを実施したにも関わらず、サンライズは拒否をしなかったということになります。
単純に通知を見落としていれば、ありえない話ではないですよね。
いずれにせよ、こちらの可能性についても人為的ミスにあたりそうですね。
10日間の罠
移管オファーを10日間放置すると承認したものとみなされるというのは先ほど書いた通りですが、この10日間って数字、何か気づきませんか?
そう、今年のゴールデンウィークは10連休なんです。
会社自体が完全にストップするところは少ないかとは思いますが、10連休となれば会社の管理が手薄になることは多いに考えられます。
そこにつけこんで、今回のような乗っ取りが発生する可能性があります。
運営元の方には今回の事件をふまえて注意して頂くと共に、私達も違和感があった時にはすぐに運営元に連絡し、不用意にアクセスし続けないように注意しましょう!
最後までご覧頂きありがとうございました!日々の面白いをもっと!